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アスベスト含有建材の除去作業現場やアスベストを使用している建築物の解体工事現場などでは、大気中の繊維状物質濃度やアスベスト濃度を測定調査を行います。これは作業場の安全管理や周辺大気の汚染を防ぐことを目的としています。以下に、分析・測定調査の一連の流れを記します。
 
 1 浮遊物質のフィルター捕集(サンプリング)
試料の採取は、大気中の浮遊物質をメンブランフィルターに捕集することで行います。サンプリングは敷地境界や作業場などで行います。吸引大気の量は目的によって異なります。

右に示した写真は、サンプリング装置の大気吸引部拡大図です。中央奥に見える白い膜のようなものがメンブランフィルターになります。その後ろの透明なホースの先に大気を吸引するための機械が繋がっています。
サンプリング装置
 
 2 前処理
前処理の方法は、大気中の総繊維数濃度(すべての繊維状物質=アスベスト+アスベスト以外の繊維)を調べる場合と、アスベスト繊維数濃度(アスベストのみ)を調べる場合で異なります。
 ◆共通の前処理:アセトン蒸気によるフィルターの透明化
 ◆計数対象が総繊維の場合:透明化後にトリアセチンを滴下して完成
 ◆計数対象がアスベスト繊維の場合:透明化後に低温灰化装置でフィルターを灰化、さらに浸液を滴下して完成
 
 
 3 位相差顕微鏡による計数
位相差顕微鏡を用いて、規定形状(※)の繊維を計数します。ただし、計数についても総繊維数の場合とアスベスト繊維数の場合で詳細は異なります。なお観察倍率は、共に400倍です。

計数対象が総繊維の場合は、鏡下で観察される繊維の全てが計数対象になります。計数は100本(繊維が100本ない場合は50視野)について行います。それに対し、計数対象がアスベスト繊維の場合は、繊維状のアスベストのみが計数対象となります。計数は200本もしくは50視野について行います。(JIS K 3850-1に準拠)


※:長さ:5μm以上、幅3μm未満、アスペクト比3以上
位相差顕微鏡写真
 
 
 4 報告書の作成
作業環境測定機関である旨を明記した報告書を提供いたします。
 
 

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